教育と福祉をつなぐ制度としての通信制高校

通信制高校は、学習形態の一つとして語られることが多い制度です。
しかし現場で子どもたちと向き合っていると、それだけでは説明しきれない役割を担っていることに気づかされます。

通信制高校に在籍する生徒の中には、
すでに一度、学校制度の中で困難を経験した子どもたちが少なくありません。
それは学力の問題ではなく、心身の状態、環境、人間関係など、複合的な要因によるものです。

本来、教育制度はすべての子どもを包摂するための仕組みであるはずです。
しかし、一定の形式や速度を前提とした制度は、どうしてもこぼれ落ちる子どもを生み出します。
通信制高校は、その「こぼれ落ち」を前提に設計された制度だと言えるでしょう。

この点で通信制高校は、
教育制度の中に位置づけられたセーフティネットとして機能しています。
学習機会を保障するだけでなく、
一度立ち止まった子どもが、社会との接点を失わないための制度です。

福祉の視点から見れば、
支援とは「できるようにさせること」ではなく、
「排除されない状態を保つこと」でもあります。
通信制高校は、学力評価の前に、
在籍し続けることそのものを支える制度設計を持っています。

登校頻度や学習進度に柔軟性を持たせることは、
甘やかしではありません。
子どもの回復過程を前提とした、合理的な制度運用です。

学力は、安定した生活と安心感の上にしか積み上がりません。
その土台を公的に保障する仕組みとして、
通信制高校は教育と福祉の境界に位置づけられているのだと思います。

 

【2026年1月開催】

個別相談会のお知らせ

みのり高等学校 滋賀大津学習センター
(2026年4月開校予定/認可申請中)

個別相談会でできること

  • 一対一でじっくり相談:集団説明会が苦手な方も安心してご参加いただけます。
  • 進路や転入・編入の相談:現在の状況に応じて、選択肢を整理します。
  • 学習の進め方を具体的に確認:レポート提出や学習ペースについてもご説明します。

※各回とも予約制・少人数対応となります。ご希望の方はお早めにお申し込みください。

進路を検討中の中学3年生・保護者の方へ

高校選択に迷っている段階でも問題ありません。
通信制高校とはどんな仕組みか」「自分に合うかどうか」といった基本的なご質問からお受けします。

転入・編入を検討している高校生の方へ

今の学校に違和感や不安を感じている場合も、状況を整理するところからお手伝いします。
話を聞くだけの参加も歓迎です。

保護者の皆さまへ

学習面・生活面の不安、通信制高校への疑問などについて、丁寧にご説明いたします。
進路を一緒に考える時間としてご活用ください。


個別相談会の詳細

  • 開催日:2026年1月11日(日)/18日(日)/25日(日)
  • 時間:11:00〜17:00(予約制・個別対応)
  • 場所:みのり高等学校 滋賀大津学習センター
  • 対象:中学3年生・保護者、転入・編入を検討している高校生
  • 内容:個別相談(進路・学習・学校生活について)

参加には事前予約が必要です。


お問い合わせ

みのり高等学校 滋賀大津学習センター
📞 077-533-4119(受付 10:00〜16:00)
✉️ eishunjapan@gmail.com